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米のり・にかわ・ぎんなん草接着剤として... 先人たちの知恵を受け継ぐ・・・天然の接着剤 無添加住宅では、木材の貼り合わせなどに使うノリをすべて手作りの米のりにしています。実際に米のりの接着力は強く、木工ボンドとほぼ同じ強度でした。なぜ、米のりがそんなに強いかというと、米は熱によって有るα化(高分子化)し、固まると植物繊維のセルロース、つまり木と同じように変化するからです。米のり自体が木と一体化しているので、剥がれることもないのです。 また、α化したものは大変耐久性があり、 300年以上ももつといわれています。 ![]() にかわは、動物の骨や皮を煮て精製して出来ているゼラチンです。 にかわ=ゼラチン=コラーゲンはご存知でしょうか? 現在では食品や化粧品などに広く利用されていますが、昔は接着剤としても使われていました。にかわは高温では液状ですが低温では固形になる特性があり、それを活用するのです。米のりは接着するまでに1日以上かかりますが、にかわはたった5秒で接着できるすばらしい瞬間接着剤だったのです。しかし、にかわは米のりのようなセルロース(植物繊維)ではないため、耐久年数としては40~50年しかもちません。そこでにかわは、家具や集成材には使わず、早く接着させて上からの圧力をかける床材の貼り付けに活用しています。 その他、和室の壁には、「ぎんなん草」という海草(みそ汁の具として食用もされている海草)を煮詰めドロドロにしたものと、ふるいにかけて天日干しにした山土と、アサギ粘土を混ぜたもので、雰囲気のある緑がかった土色をしています。ぎんなん草を煮詰めた液体が、「ふのり」なのです。ふのりは接着力が弱く、水に溶けやすいのが特徴で、障子にも使われていました。水に濡れるとたちまち溶けるので障子の張替えに最適だったのです。 このように、昔の人は自然の素材でつくる接着剤を使い分けていたことを現在の私達が伝えて行くべきであると思います。 ![]()
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